【全てはコピーで成り立っている】

置き ※
 
ここで言う《コピー》とは、
コピーライティングを用いた文章に
ついての話です。
 
 
文 ※
 
少し前であれば《コピーライター》と言えば
『キャッチコピーを考える人でしょ。
 糸井重里!』
とか、そういうイメージだったと思います。
 
最近はにわかコピーライターが増えて、
『私ライターやってます』
とか
ブログライターやってます』
とか、そんな感じでライターの敷居が
どんどん下がっていっています。
 
もちろん
コピーライターの職業が世に知れ渡ることは
同じコピーライターとして
嬉しいことではあります。
 
ただ、コピーライターと名乗る以上
しっかりとコピーと向き合って欲しいのです。
 
どんな分野であれ、
文章を書いてその対価として金銭などを
頂いている人は、紛れも無く
《コピーライター》
です。
 
では、
コピーライターではない人

コピーライター
とでは、なにが違うのでしょうか?

 

 

 

 
実際のところ、
目に見える大きな違いというのは
分かり辛いものです。
 
しかし、そのコピーを
 見てみる
 読んでみる

一目瞭然です。
 
たとえば、あなたが
車のセールスマンだとします。
 
『この車、買ってください

『この車、買ってもらえませんか


『この車は、今しか買えません

『この車を買うと、あの美女との
 ドライブデート権利が付きます


『この車をあなた意外に売る気はありません

『あなたが買わないなら
 スクラップ工場行きです
 

他にもありますが、同じ
《車を買ってもらう》
というセールストークであっても
言い方もたくさんありますし、
それに対する受け取り方も全く違います。
 
コピーライターは、
文章で書いて
読んでもらって
人を動かすものです。
 
人は、感情を伴わないと動きません
 
なので、いかに感情に訴えかけるかが大切で
その感情はどんな感情でもいいのですが
より強いのは
《恐怖》と《欲望》
なんですね。
 
車を買ってもらうにしても、
『車を買ったら楽しいよ』
よりも
『車を買って街を走っていると、
 みんなから注目されてモテて
 駐車場に停めると美女が寄って来て
 「この車あなたのですか?素敵ですね。
 少しでいいので乗せてもらうことって
 できますか?」と言われますよ』

の方が響きますし、
『あなたは今この車を買わないと、
 帰りの電車でサリン事件が起きて
 列車が脱線して生死をさまようことに
 なる予言がでていますし、もしそうなると
 明日思い直して『やっぱり買おう』
 となってもこの車は限定一台なので
 明日ある保証は無いですし、
 そもそもあなたは生死をさまよう
 大事故に巻き込まれるので
 二度と運転できないかもしれないですけど
 それでも買わずに帰りますか?』

の方が心にズドンと来るんです。
 


では、どうやって
感情を動かすのかと言えば、
それは《言葉》です。
 
私たちが普段何気なく使っている言葉です。
 
その言葉をどのように
組み合わせるのか
によって、
同じ話であっても全く違う話のように
印象を変えることができるのです。
 
私たちは日々生活している中で
実に多種多様なことを思考しています。
 
朝起きたら
『いまなんじだ?』
と、寝ぼけ眼で時計を見て、
『ヤバい!こんな時間だ!』
と、急いで支度をして、
というところから一日が始まり
生活しているわけですが、
思考自体も《言葉の組み合わせ》
成り立っていますよね。

 
『いまなんじだ?』
だけを取っても、
《今》《何時》《だ?》
です。
 
組み合わせを変えて
『なんじだ?いま』
でもいいです。
 
このように、私たちの生活は全て、
言葉の組み合わせ
文章の組み合わせ

で、成り立っているのです。
 
もちろん、誰かと交わす会話でも
そうですよね。

 

コピーライターとして文章を書く場合は、
読み手がどのような状況で読むのかを
意識しながら書いて、
こちらから一方的に思考を
押し付けてしまいがちです。
 
しかし、読むのは同じ生身の人間なので、
その相手がどのような反応を示すのかを
考えながら書かないといけません。
 
しかしながら、あくまでも
コピーライターが書くコピーというのは
一方通行のものです。
 
これに対してメールというものは
双方向の意思のやり取りになります。
 
最近ではメールよりもLINEなどを使った
ものが多いと思います。
 

逆に言うと、LINEの登場によって、
私たちはそれ以前よりもたくさんのメールを
送っているのではないでしょうか?
 
メールで伝える思考、想いというものは、
文字の組み合わせだけで成り立ってしまう
ものですので、伝える側が
どんなに熱い想いがあろうが、
どんなに冷たい対応であろうが、
読み手側が紐解くことはとても難しいです。
 
繰り返し伝えて分かってくれる人もいれば、
繰り返し伝えることによって
冷めて見てしまう人もいるからです。
 
日々の生活の中に大きく関与している
メールだからこそ、その中で使う
言葉、文章の大切さというものを
とても大きく感じざるを得ません。
 
私もコピーライターと言いつつも、
このメールでのやり取りは
『相手が見えないけど見える』
だけに、未だに難しいのです。
 
相手との仲が良くなればなるほど、
難しくなっていくという矛盾も孕んでいます。
 
あなたも少なからず感じたことが
あるのではないでしょうか?
 
コピーライターの多くは、
心理学に精通しています。
 
それは多角的に且つ
一歩距離を置いたところから、
相手を俯瞰して観察することによって、
相手の心理を思考し、予測し、
対応を考えることが必要だからです。
 
しかし、仲がよくなれば
心理学などというものは役にたちません。
 

なぜなら、
心理学を使って行っている対応というものは、
心が近い人からすれば違和感を
感じてしまうからです。
 
なので、より心が近い人には、
素の心で語ることしかできないので、
自分自身に嘘を付いていたら
直ぐにバレてしまう
のです。
 
しかし、先程も言ったように、
メールだとこの心を表出することが
難しいんですね。
 


メールで心を
上手く伝えられるようになったときこそ、
自分自身が嘘偽りなく素直な人間に
なれるものだと思っています。
 
 
コピーに始まり、コピーに終わる。
 
 
 
では、また書きます。
 
 
 
 
いつもメールをしてくれている人へ。
 
 
 
 
 
じゃねー

 

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